犬用靴ブーツって必要?不必要?

犬の靴は、メーカー、消費者における認知度が低く、サイズも種類も少なく発展途上といわざる負えません。
発展途上といった意味では、不必要といわざる負えませんが、私たちの犬に対する接し方、犬を取り巻く環境の変化において、21世紀は、首輪、リード、ハーネスに並ぶ犬の必需品となる可能性を含んでいるともいえます。

※お客様からのお話など「聞いた話」をもとにしています。不正確な情報が含まれることがありますので、必ず、かかりつけの獣医さんや、ドッグトレイナーなど専門家にご相談ください。

犬を取り巻く環境 - 昔とは違う

犬に靴を履せると聞くと少し突拍子もないような、犬好きが高じた変わり者の仕業のように聞こえます。 現に、多くの方から「犬に靴を履かせる必要があるの?」と少し反論したげに尋ねられます。 犬に靴を履かせる必要があるかないかの結論を出す前に、犬を取り巻く環境を再考察してみましょう。以外なことが見えてくることがあります。

アスファルト、コンクリート

私たちは、靴を履いて外を歩いているので、道路がアスファルトやコンクリートで覆われていることをつい忘れてしまいます。
ここ数年、夏の都市部のアスファルト道路が非常に熱く、犬の足を気遣われる方からのお問い合わせが多くなってきました。事実、アスファルトの上は、猛暑の時には、40度近くなるとも言われていますので、素足の肉球が心配になります。

それでは、夏以外は安心なのでしょうか?そうでもないかもしれません。具体的な検証実験をしていないので正確な情報ではなく、皮膚の弱い方などがアルカリ性のしっくい壁などを触っていると手が荒れるといった事例からの推論だと思うのですが、アルカリ性であるアスファルトやコンクリートに長時間接触していると弱酸性の肉球が中性になり、肉球表面のバリア機能が弱くなる可能性があるそうです。
個人的には、老犬の肉球のひび割れ悪化の原因がこれではないかと思ったりもしています。

※アスファルトやコンクリートのアルカリ性がどれくらい強いのかは不明です。また、肉球のバリア機能も人間と単純に比べることはできないと思われます。

また、アスファルトは意外とごつごつしていて、実際、自分で素足でアスファルトの上を歩いてみると、柔らかい皮膚がささくれてきたので、老犬など再生能力が衰えてくると、その影響がでてくるのではないかと思います。

犬の素足は、まだ、アスファルトやコンクリートにしっくりなじむほど進化していないような気がします。

公園の細かい砂利

いつからか公園や学校の校庭に細かい薄だいだい色のジャリがひかれるようになって、子供の走って転ぶのが本当に嫌でした。だって、砂利で膝の皮膚がジャリジャリに裂けて、その中に小さい小石が、さっくりと入り込み、おしろいをはたいた後に、うっすら血がにじんで、痛い、痛い。正直、拷問の様相です。この細かい砂利がある公園に散歩に行ったあと、犬の足を洗うと、犬の肉球がパサパサに。白い粉が肉球の水分をしっかりと、取ってしまっているようでした。いくら厚い皮膚でも細かい砂利でゴリゴリしていたら痛みます。

洗い過ぎ、乾燥不十分

最近の日本では、室内飼育が圧倒的に多くなり、お散歩から帰ったらまず、犬の足を洗うのではないでしょうか?お散歩は一日に一回でしょうか?2回?それとも3回?回数が増えれば増えるほど、足を洗うことが多くなるのですが、石鹸などを使って洗っていないでしょうか?洗い過ぎて皮膚が荒れることもあります。また、洗った後のすすぎや乾燥が十分でないと、そこから湿疹になったりします。特に足指の間などは、被毛があり、十分なすすぎや乾燥が必要なのですが、実際、犬の足を洗うのは重労働です。なんせ、4本も足がありますし、じっとしているのが嫌いなわんちゃんもいます。ですから、足指の間のすすぎや乾燥がおろそかになってしまうのもしかたないかもしれません。でも、これが犬の足に結構負担になっているかもしれません。

活動範囲の多様性

以前は、犬は外につながれていて、ご主人とどこかに行くのは散歩だけでした。近年は、山、海、川などアウトドアスポーツに犬を連れて出かける方も多くなり、また、犬と一緒にできるアジリティー、フリスビー、ダンスなど競技化され、犬とともに楽しめるスポーツが出てきました。
このようなスポーツは、もともとアスファルトやコンクリートといった人工物とは無縁の自然の多いところで行うことが多いですが、スポーツを@安全に楽しむといった観点や、Aパフォーマンスを向上させるといった観点において、靴というギアがあると、犬と一層楽しく過ごせるのではないかと思います。

海岸は結構危ない?!

海岸や河原で、貝やガラスの破片で肉球を切ったという話は意外と多く聞きます。 特に、犬が泳げる海岸は、人とは区別されていることも多く、ガラスなどの掃除が行き届いていない場合もありますので、注意が必要です。